私は静岡県静岡市清水で内科を開業しております。
このたび、電子カルテ等のメディカル・ソフトウェア〜ソリューションを開発・販売することを主たる目的として、株式会社エバーメディカを設立いたしました。
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私は学生時代よりパソコンをいじることが趣味で、大学病院(東京医科歯科大学第1内科・現血液内科)および関連病院勤務時代には、Microsoft
ACCESS を用いてマルク・カウンターや患者管理データベースを作成し日々の診療に使用したりしていました。
開業してからは、高価なレセコンや診療報酬改訂ごとにかかる費用、電子カルテの使い勝手に納得がいかず、診療報酬計算の仕組みを勉強する意味もあって、オリジナルのレセコン・電子カルテ統合システム「Plexus」のプログラムにとりかかりました。日々の診療の傍ら(開業当時は患者さんもとても少なかったので)〜しばしば徹夜続きで何とか使えるものを数ヶ月で作り、その後現在に至るまで8年ほどかけてバージョンアップを続けてきました。自己満足と言えるかもしれませんが、日々の外来診療の中で必要な機能はもちろん、あったらよいなと思っていた機能を組み込み、戦場のように多忙な外来においても効率よくカルテ記載・受付会計処理できるようクリック数にもこだわりぬきました。
医療用システムに限らず、世の中にある多くの業務用ソフトウェアは高いスキルを持つプログラマーやシステム・エンジニアたちがユーザーやクライアントの要望に答えるべく知恵をしぼった成果なわけですが、必ずしも使う側の満足できるものになっていない、見方をかえれば作る側の努力が報われていないことがしばしばあるようです。この原因は言うまでもなく作り手と使い手の距離にあります。ことに医療のような特殊な世界にあっては、医師やパラメディカルといった使う側の要望は、それがちょっとしたことのようでも、時として患者さんの生命に関わる重大事であるのに、それが作り手に伝わっていないように感じるのは私だけではないと思います。そして、こういったストレスが、誤った医療費抑制政策や不当な訴訟の増加によって疲弊した今日の医療現場において、ジャブのように医師やスタッフを苦しめているのです。
診療所支援ソフトウェア「Plexus」は一人の町医者である私が医療の「現場」で使いながら作ったものです。そしてこの製品化にあたり設立した新会社エバーメディカは私のクリニックを作業場とし、プログラマーはまさに「現場」で開発にあたっています。また、「Plexus」以外にも在宅医療における多業種の連携を図るためのモバイル・ソフトウェア等も開発〜運用しています。
これらのソリューションが少しでもスタッフの負担を軽減し、連携をサポートし、医療者と患者の信頼関係を高めるお役に立てればと願っています。
平成20年9月
株式会社エバーメディカ 代表取締役 吉永 治彦
(医療法人社団永仁会 吉永医院)
http://www.yoshinaga.org
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