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株式会社エバーメディカはクリニックより生まれた医療用システム開発会社です。


〒424-0815 静岡県静岡市清水区江尻東1丁目1-5
 カーニープレイス清水5階

地域医療支援Webデータベースシステム DtoD (RegionName)SERVICE&PRODUCTS

概要

地域医療支援Webデータベースシステム DtoD

 DtoD は主として郡市医師会を対象としたした会員制Webサイト・グループウェアで、地域医療連携のためのデータベース機能に重点をおいています。当初、静岡市清水医師会および清水地区の病院の先生方での使用を想定して開発したもので、DtoD (ディートゥーディー:Doctor to Doctor の意味で命名したものです)の後に地域名を入れ、清水医師会では DtoD Shimizu、高崎市医師会では DtoD Takasaki の名称で運用しています。
 インターネット上のホームページが見れる環境であればどこからでも、PCやタブレット・スマートフォン等あらゆる端末からアクセスでき、登録アカウントとパスワードでログインできます。大手ポータルサイトやFACEBOOK等SNSにあるようなメッセージ機能・掲示板機能・スケジュール機能、Dropbox等クラウド型共有ストレージにあるようなファイルライブラリ(書庫)を備えていますが、単なる会員制Webサイトとは異なり各機能は医師同士の情報交換やスケジュール調整向けにチューンアップしてあります。例えばスケジュール機能では様々な会議や行事の参加不参加予定を収集したり、特に講演会スケジュールでは参加された先生の日本医師会生涯教育単位数やカリキュラムコードの集計も行えます。
 また、データベースならではのアンケート集計機能を備えており、紙のアンケートのような手間をかけずにリアルタイムの情報収集ができます。これは地域の病診連携に役立つように構築したもので、各診療所の機能をWEB入力しておけば、病院の医師や連携室が患者さんを逆紹介する際にどの診療所に送ればよいかを効率的に調べることができます。 
 医師専用のインターネット掲示板やコミュニティとしては全国規模のネットワークの方がたしかに症例やノウハウも集積されますが、知らない医師同士の匿名の意見交換では真意が伝わっていない~医師に多い皮肉や反語を真に受けるといった誤解からときに誹謗中傷が飛び交い、読んでいるだけでも不愉快な思いをしたことはありませんか? 
 私は医療連携とはあくまで顔のみえる連携が基本と考えており、DtoD はそういった地域に根差した連携の補助ツールです。患者さんを頼んだことはあるがよくは知らない、あるいは互いに知ってはいるが忙しくてなかなか話す機会がないといった医師間の連携を促進すべく、医学的な意見交換から趣味の会話まで何でもありのネット上の「場」を提供します。
 また、これまで当社で開発・運用させて頂いている感染症サーベイランスシステムのような機能を DtoD上に構築ことも可能です。

本システムを有効活用し、スムーズな情報伝達+効率的な情報共有の上に、スキルアップや新人教育~分析・研究~フィードバックに至る地域固有の「現場」発のソリューションを使いながら構築してゆくことを目指しています。

☆SSL暗号化通信(https)ではありますが原則として患者情報は扱いません。このDtoDシステムを多職種連携・患者情報共有ツールとしてVPN接続を介してプライベート・クラウドで運用するようにしたものが SkyCastle です。

機能

メンバー:メンバー一覧・医療機関一覧・チーム一覧

 「メンバー」とメンバーが所属する「グループ(医療機関)」はシステム管理者(管理運営主体、通常は医師会事務局や運営委員会)が登録し各自が編集できるようになっており、これらメンバー一覧や医療機関一覧だけでも最新情報の簡単な検索や絞込み表示、MAP表示、ファイル出力ができますので、地域連携に役立てることができます。 また、「メンバー」や「医療機関」の他に、「チーム」の概念があり、例えば「理事会」や「学術委員会」であるとか「○○同好会」といったチームを作りメンバーを所属させることができます。それぞれのチームメンバーを対象としたメッセージ交換やチームメンバーのみがアクセスできる掲示板・スケジュール・書庫等を有効活用することがグループウェアを使いこなすポイントとなります。

メッセージ

 DtoD メッセージは基本的にはサイトにログインして読むWebメッセージですが、普段使用している一般の電子メールアドレスや携帯のメールアドレス等に転送するよう設定をしておけばメッセージが届くと同時にそれらのアドレスに「メッセージが届いています」という通知またはその内容も転送されますので、いちいちサイトにログインしてメッセージをチェックをする必要がありません。そして、この転送されたメールを削除してもメッセージ自体はサーバーに保存されていますので、どこからでも過去のメッセージを読み返したり検索したりすることができます。また、転送されてきたメールのタイトルを変えずに返信すると、本システムを経由して相手にメッセージ送信~相手のメールに転送されますので、この機能を利用してログインせずにメッセージのやり取りを続けることもできます。
 さらに重要な点は、DtoD のメンバー同士のメッセージ送信は、相手の氏名や表示名を指定して送るだけであり、相手に自分のメールアドレスを知らせる必要がないということです。この機能は、各自の携帯電話が変わったりメールアドレスが変更になった時などに便利です。各自が「マイプロフィール」のメールアドレスを変更するだけで、相手からのメッセージは新しいアドレスに転送されますので、相手にアドレスの変更を伝える必要はありません。
  メーリング・リストに相当する機能も「チーム」宛てメッセージで簡単に実行できます。それぞれのチーム宛てにメッセージを送ればいちいち相手を選択しなくてもそのチームに属するメンバー全員にメッセージが届き、同時にその内容はチーム掲示板(後述のチームメンバーのみが閲覧・投稿できる掲示板)に掲載されるので、メッセージを時系列で追ったり検索することが可能です。
 チーム宛メッセージもタイトルを変えずに返信すると、本システムを経由してチームの全員にメッセージ送信~メールに転送されますので、これを繰り返すとメーリングリストと同様の使い方ができ、チーム掲示板にも記録されてゆくのでより便利です。

掲示板

 掲示板は、メンバーへのお知らせを投稿~表示したり、ディスカッションをするためのオンライン会議室として利用できるものです。
 メンバー全員が閲覧・投稿できる一般掲示板とチームメンバーのみが閲覧・投稿できるチーム掲示板があります。一般掲示板では、話し合うジャンル別に「カテゴリー」を設定し、それぞれのカテゴリーの中に複数のスレッドを作成して、多くのディスカッションを同時進行できます。チーム掲示板にはカテゴリーはありませんが、同様に複数のスレッドを作成してディスカッションできます。いずれの掲示板も、それぞれの投稿に写真、動画、文書等の関連ファイルを添付できます。このチーム掲示板機能と前述のチーム宛てメッセージ機能を使うことで、効率よく委員会や同好会の連絡や相談ができます。
 また、各投稿には読者がクリックできる「拍手」(FBの「いいね」に相当する評価機能)の他に、1~6の選択肢が付加されており、簡単なアンケートもすぐにとることができます。

スケジュール

 スケジュール機能は、一般のソフトやグループウェアのカレンダーよりも医療関係者の利用に特化しています。パソコンや自分の環境の見やすさに応じて、横カレンダー形式の表示と縦カレンダー形式の表示を画面左上のアイコンで切り替えることができ、後者では横カレンダーより多くの種類のスケジュールを表示できます。スケジュールの種類には、一般スケジュール1~5(システム管理者が追加・編集)、その他スケジュール1~5(メンバーであれば誰でも追加・編集できる)、講演会スケジュール、チームスケジュールおよびマイスケジュールがあり、チェックボックスをクリックすることでそれぞれ表示・非表示を切り替えられます。当番医などの業務予定はジョブスケジュールで管理します。

 以上に加えて、縦カレンダーでは、学会スケジュール・パブリックスケジュール(イベント等)を表示させることができ、それぞれのホームページにリンクしています。

 マイスケジュールは本人のみが編集できるスケジュールで、右上の処理メニューからマイスケジュール追加をクリックして登録します。「非公開」「予定の有無だけ公開」「件名まで公開」「内容まで公開」の選択により他のメンバーに公開することもできます。複数メンバーの公開スケジュールを重ね合わせ表示すれば、委員会開催日などをスケジュール調整することができます。
 いずれのスケジュールも、CSV形式やiCAL形式でのインポート・エクスポートが可能ですので、OUTLOOKやYahooカレンダー等と手動で同期できます。マイスケジュールはGoogleカレンダーと自動同期機能がありますので、普段使用しているスマートフォンやタブレットのGoogleカレンダーアプリでスケジュール入力や閲覧が可能です。
 全てのスケジュールで参加予定・不参加予定を登録できるので、会議や行事の出席・欠席の把握と参加予定者へのメッセージ連絡などがスムーズに行えます。また、地域医師会などで企画する講演会スケジュールには日本医師会生涯教育単位数やカリキュラムコードを属性としてもたせることができるので、講演会当日に受付で実際の参加・不参加を登録をすることにより、メンバーの年間取得単位数やカリキュラムコードを集計することができます。⇒

共有データベース

 DtoD はそもそも病診連携・診診連携を円滑にすすめるためのオンライン・データベース機能(リアルタイム・アンケート作成・閲覧・集計)を目的として設計しました。

 開業医にとって病院の医師や機能については各病院のホームページ等を介して知ることが容易ですが、病院の先生方や地域医療連携室スタッフにとって逆紹介の際に適切な診療所~患者さんの受け入れ先を探すことはしばしば困難です。このため病院によっては毎年紙のアンケートを実施して人手と時間をかけてまとめたりしていますが、紙では項目数もさほど増やすことができないため詳細な質問はできず、おまけに苦労して集めた情報もあっという間に古くなってしまいます。知りたい情報はより具体的でリアルタイムに変化するからです(○○町でEPO製剤の注射をしてくれるところはどこか?→以前はやっていたが現在はもうやっていない・・・等)。



 開業医視点でも毎年複数の病院の膨大なアンケート用紙に回答することは面倒なことです。
 また、紙ベースではアンケートの結果を組み合わせて検索することはできませんが、データベースはこういった使い方こそ真骨頂を発揮します。
現場で必要な情報はしばしば複合的なのです(人工呼吸器患者の訪問診療~カニョーレ交換をするとともに緩和ケア~在宅看取りをしてくれるクリニックはどこか?)。








 DtoDのアンケート機能は、リアルタイム性に優れ、締切なくいつでもアンケートに回答でき変更できる、いつでも知りたい情報をアンケートとして発行し結果を閲覧・再利用できる、そして回収・集計・保存に人手がかからないことが利点です。 また、複合検索の結果としてリストアップされた医療機関を地図上に表示することもできますので、紹介する患者さんの住所の近くにある複数の条件にあったクリニックを探し出すことも容易です。

書庫

 PDFや、WORD, EXCEL, PowerPoint 等の各種アプリケーションのファイル、音声・静止画・動画等をDtoDサーバーにアップロード~保存し、どこからでもダウンロードできます。それぞれのファイルは全員がアクセスできるフォルダーに保存して共有することも、理事会や各種委員会などのチーム別フォルダーに保存してチームメンバーのみで共有することも可能、自分だけがアクセスできる個人用フォルダー(サブフォルダー単位で公開することも可能)に保存することもできます。インターネット接続ができる環境であればファイルをUSBメモリなどで持ち歩く必要はありません。今日ではGoogleDriveやDropBox等のクラウド・サービスでも数十GBのフリースペースが提供されていますので、DtoDではチーム別の共有フォルダーの管理の容易さが特徴といえます。

位置情報サービス(災害対策)


 携帯端末のGPS機能を利用した現在地表示機能および現在地登録機能を提供します。災害時を想定し(インフラが無事でンターネットにアクセスできることが前提ですが、通話は困難でもパケット通信が可能な場合に有利です)メンバーが携帯電話やスマートフォン、タブレット等からアクセスした場合に現在地を地図表示し、メッセージとともにデータベースに現在地登録することで、いつ誰がどこにいるかを把握することができます。

その他

ツール
 利便性向上のため、DtoDにログインせずに、携帯電話・スマートフォンやパソコンからのメール送信により、掲示板に書き込んだりファイルを添付する、書庫にファイルをアップロードする、チーム宛にメッセージを送信し同時にチーム掲示板に投稿する、といったことが可能です。これらを「スマートアップロード」や「スマートメッセージ」と呼び、いずれもマイプロフィールのお知らせメール1かお知らせメール2として登録したアドレスから送信する必要があります。

トップページ画像
 トップページの右上カラムには様々な画像(メンバーが撮影~投稿した画像など)をログインするたびに指定条件(月指定や時刻指定)の範囲でランダムに表示します。


その他


○○○○○○○○イメージ

オプション開発

「医療の現場」で真に必要とされるシステムを開発するというポリシーで取り組んできた当社のこれまでの経験とノウハウを活かし、DtoDをプラットフォームとしてその上にサーベイランス・システム等の様々なシステムを受託開発します。

費用・価格

DtoD システム使用料

 DtoD システムはインターネット上にある当社管理のサーバーを使用し(スタンダードプランでは共用サーバーとして他団体のDtoDや当社の他システムと同じ物理サーバーを使用(無論データベースは分離しています)、プレミアムプランでは貴団体のDtoDのみで運用する専用サーバーを使用、サーバー設置プランではインターネットに公開する専用サーバーを貴団体事務局などに設置)、メンバーアカウント数に応じた月単位のシステムのレンタル料(=DtoDシステム使用料)として費用を頂きます。
☆現在のところメンバー一人ずつとの契約・レンタルは行っておりません。主として郡市医師会規模の団体(数百人~二千人程度を想定)との契約となりますが、特に医師会にこだわるものではありません。他団体あるいは医師以外の職種でもお使い頂くことは可能です。
☆スタンダードプランで使用開始することをお勧めします。使用頻度・規模の拡大によりレスポンスが低下するようであればプレミアムプランやサーバー設置プランへの移行をご検討下さい。
価格表(PDF)

 DtoDシステム使用料の内訳は、システム基本使用料とアカウント使用料で構成されます。
システム基本使用料はプランごとに異なり、スタンダードプランでは2万円/月、 プレミアムプランでは5万円/月~(サーバースペックにより相談)、サーバー設置プランでは10万円/月~(サーバースペックにより相談)としております。
アカウント使用料はプランによらず一人100円/月を基本として100人単位での契約とさせて頂いております。

(1)スタンダードプラン
インターネット上にある当社管理の物理サーバーを他医師会や他団体と共用するプランです。
(データベースは契約・運用する各組織ごとに分離されています)
システム使用料(毎月)
 システム基本使用料 ¥20,000/月
 アカウント使用料 ¥10,000/月・100アカウント

(例) 会員300名の医師会の場合: \20,000 + \10,000 ×300 / 100 = \50,000/月

初期設定費用 ¥200,000

(2)プレミアムプラン
インターネット上にある当社管理のサーバーを専用で使用するプランです。
システム使用料(毎月)
 システム基本使用料 ¥50,000/月 ~(サーバースペックにより応相談)
 アカウント使用料 ¥10,000/月・100アカウント

初期設定費用 ¥200,000

(3)サーバー設置プラン
貴組織事務局などにサーバーを設置し、当社で設定・運用・管理するプランです。
システム使用料(毎月)
 システム基本使用料 ¥100,000/月 ~(サーバースペックにより応相談)
 アカウント使用料 ¥10,000/月・100アカウント

初期設定費用 ¥1,000,000~ 応相談

☆ 初期設定費用:初期メンバーアカウント・医療機関・スケジュール登録(貴事務局より全会員情報や組織情報・スケジュールをEXCELファイル等で頂きこちらで登録)等の作業を含みます(ファイルでなく印刷された名簿やスケジュールなどより当社で手入力することも可能ですが人数によっては別途見積とさせて下さい)。ご担当の先生方や事務局スタッフ様への現地での操作説明やカスタマイズ相談を含みます。
☆ ご希望により操作法などのメンバー様向け現地説明会を開催致します(1回3万円+交通費)。
☆ その他カスタマイズ応相談(別途見積)




バナースペース

株式会社エバーメディカ

〒424-0815
静岡県静岡市清水区江尻東1丁目1-5 カーニープレイス清水5階

TEL 054-367-2246
FAX 054-367-3311


dtod_01.htmlへのリンク